初期費用無料 屋根貸し太陽光発電のヤバい話

自宅の屋根を貸すだけで
無料で太陽光発電設備を付けてくれて
無料でもらえる
そんなおいしそうな話があります
これ ヤバいです
それを専門的にやってる営業会社のみならず
大手家電量販店や新築建売を仲介している不動産屋まで手を出す始末。
本当にこんなおいしそうな話に
リスクが無いのでしょうか?
リスク①
10年後無料でもらえたタイミングで
パワコンのメンテナンスが必要になる
リスク②
雨漏りする可能性が一気に高まる
リスク③
家が傾く
リスク①
10年間メンテナンス無料
何かあっても事業者が無料で直します
という謳い文句です
うん、ヤバい
太陽光パネル自体
メーカー保証で10~20年付いてます
災害補償まで付いたりしています
だから事業者って全く苦しくない
それよりも10年経ったら
パワーコンディショナー
という機械の交換時期です
これがガッツリ個人持ちになります
お得になったかな?と思ってたら
10万円の出費が襲ってきますよ
リスク②
カラーベスト
スレート
ガルバリウム
アスファルトシングル
コロニアルグラッサ
という名前を屋根材で見掛けてたら要注意!
つまり陶器瓦じゃなかったら要注意!
太陽光パネルを取り付けるための
架台という物があるのですが
それを固定するためのビスを
屋根材に直接打ち込みます
穴の数でいうと
200~300ヶ所くらいになるはずです
当然、防水の処理をするのですが
それも必ず劣化します
しかも太陽光パネルも
ずっとは載せておかないはずなため
取り外した後その穴どうするんですか?
リスク③
陶器瓦という話を出しましたが
陶器瓦を屋根材に使うと
屋根が重たくなると皆さん口にします
当然です
重たくなるから建物の構造計算では
屋根が重たいことを前提に計算します
重たい物を載せ続ける前提で
骨組みから考えるのです
一方、リスク②に挙げた屋根材は
軽いのが特徴
構造計算も
屋根が軽いこと
を前提に計算します
でも重たい太陽光パネルを載せるのです
太陽光パネルを載せる場合
効率の良い南側に載せるのは
当たり前の発想ですが
効率の悪い北側に載せますか?
事業者はビジネスなので投資効率重視
・建物南側に・計算外の重たいもの
を載せ続ける
前につんのめりませんか?
ひとがキャップを被ったら
ツバがめっちゃ重い
想像しただけで苦痛ですね
ただでさえ南側は窓を大きく取る関係で
柱が少なくなりがち
下手したら何十年もその状態って
健全な状態でしょうか?
そして傾いてしまったとき
誰が保証してくれるのでしょうか、、、
こんなにリスクをはらんだビジネスですが
・無料で・社会貢献になり・世界が薦めている
という言葉で何も知らないお客様たちが
巻き込まれております
僕自身
太陽光発電設備自体は
素晴らしいと思っています
正しい知識と正しい施工をすれば
お客様も世界も喜ぶ綺麗なエネルギーです
しかしながら
まったく建築を勉強していない人が
自分の儲けのためにこれを薦める
もしかしたら薦めている本人も
悪いところがあるとは
思っていないかもしれない
でもそれはプロじゃないと思います
しっかり勉強し
表があれば裏もある本質から
目を背けず
確固たる考えを持ったうえで
素晴らしい太陽光発電設備を
広めていってほしいなと
期待しております
太陽光発電設備を搭載して
儲けようと考えている方
同じ金額でもっと儲かるものが
多分いっぱいありますよ
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