不動産購入での会社選びが重要な理由

新生活が始まった後のことを考えてみませんか?
床や壁に傷つけちゃった..不具合があるのに建築業者が取り合ってくれない..日常で起こるトラブルにも対応できるかどうかが仲介業者の腕の見せどころ。
注文住宅には「営業ガチャ」という言葉があり、展示場で出会った担当がずっと担当者。
不動産も一緒です。そのため、物件自体だけでなく、信頼できる不動産会社を選ぶことがとても重要です。
500件以上の仲介経験から、見極める要素をいくつかご紹介します。
1.専門的な知識と地域の情報を提供
お祭りは?学校はどんな評判?治安悪くない?土地だけでも気になることが多いのに建売はどんな建物なのかも理解しないといけません。
「耐震等級3だから大丈夫です!」
本当にそうでしょうか?
弊社では静岡県西部に昔から住んでいるスタッフだからこそできる土地の話、元住宅建築出身者だからできる建物の話のなかでお客様の最良の選択をサポートしております。
こんな質問を建築業者にしたことがあります。
「なんで耐震等級3を取らないの?」
質問相手はすごく大きな会社です。
大きな震災をいくつも経験しているにも関わらず「どんな建物だって壊れるときは壊れると代表が言っていた。」という回答でした。
建築業界出身の身としては大変落胆しました。
住宅を建築するための法律「建築基準法」の一番最初に書いてあるのは「この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。」と書いてあり、「家の使命は命を守ること」となっています。
作り手側がそんな感覚ではどれだけ立地条件が良くてもオススメはしにくいですし、お客様にもリスクはしっかりとご説明したうえでご判断を仰いでいます。
「売って終わり」ではなく、専門的な知識や地域情報は常に研鑽していくことがお付き合いを続けていける条件だと考えております。
2.購入後のサポートが充実
住宅も車と同じようにメンテナンスが必要だったりトラブルが起こることもあります。
どうしたらいいかわからない..を防ぐために弊社ではフォロー体制を整えております。
担当者の転勤もないから連絡が取れないということもありません。
定時過ぎたから携帯を置いて帰るということもありません。
試しにお住まい探し中の段階でも夜に連絡入れてみてください。
返信がある=なにかあったときでも頼りにできる、こんな方法でも頼れる会社か判断することができます。
購入後で一番不安になるタイミングがトラブル時です。
例えば新築2ヶ月でキッチンを割ってしまったお客様がいます。(本人了承済み談)
マイホーム取得をきっかけに宅飲みにハマってしまい、ブロック氷をアイスピックとトンカチで割って氷を作るところから始める本格派。
その日の氷は大変硬くアイスピックで割り切れなかったとのことでブロック氷に直接トンカチを振り下ろしたのが悪手でした..
キッチンの天板(作業スペース)までトンカチが滑り空いた穴がコレ。

聞いたことがないようなテンションの低い声で夜中に電話が掛かってきました(笑)
裏では奥様の怒声も聞こえてきます。
通常では建築業者も夜は対応していないため何をどう対処すべきかも分からないまま過ごすことになりますが、すぐにご連絡頂けたため的確な指示と保険を使いながら新品に取り換える段取りもできました。
「手離れがいいのが不動産業界の良さ」の真逆で「ずっと付き合いを続けられる不動産屋」を心掛けているからこそ、こんなトラブルもたくさん対応しておりますので安心して住み続けてもらえたらいいなと考えております。
3.交渉力の強さ
物件についても、住宅ローンについても、条件面の交渉で仲介会社の腕が試されます。
建築会社や銀行もビジネスなので超えられない一線が必ずあります。
そのギリギリのラインに触れられるかどうかは実績次第です。
経験豊富な不動産会社であれば各業者と密に関係を築いているため、最良なご提案をすることができます。
「売れている営業マン」と聞くと売りつけられそうでバリアを張ってしまいますが、売りつけている営業マンが売れる営業マンなわけがありません。
お客様のタイミングで良い提案ができるからこそ多くのお客様に応援され、各業者も「この会社は大切にしよう」と関係が良くなり、お客様に更に良いな提案ができるようになるという好循環があります。
得てしてこんなシーンが3ヶ月に1度はあります。
曜日は土日、人気物件にお客様が複数重なるんです。
他の不動産屋さんのお客様と競合し、みんな住宅ローンの審査が通ったら買いたい状態。
建売のルールとして「住宅ローンの事前審査が通っていないと物件を購入する(抑える)権利が得られない」というルールがあります。
どのお客様も金融機関が営業を開始する月曜日から審査スタート。
そんな際に弊社では金融機関に「今から審査掛けるから明日回答を出して!」とお願いし月曜に回答をもらうことができます。
金曜にお客様からご連絡を頂いて土日に見学という場合は土日で回答という離れ技もやってきました。
物件でも住宅ローンでも、交渉(というかお願い)は実績の多い会社が強い。
大手だから、有名だからではなく「建売はこの会社が強い」というのがあります。
古い業界だからこそこんなパワーバランスが存在しているため、不動産会社選びはとても大切になってきます。